日本ダービーの話
枠順が決まった日本ダービーですが、
やはり競馬の祭典というだけあって、世の競馬ブロガーは誰しもが気合入れて更新してるね。
俺もせっかくだし、日本ダービーを調教からの観点で少し見ていく事にする
(詳しい話は同じサミット仲間であるサブの馬体診断とともにレース当日の朝にサミットHPに載る予定)
まずダービーだが、
調教傾向的には大きな特徴が1つある。
それは「過去10年間、坂路コース問わず、最終追いでラスト1Fが12秒6未満の馬ばかり来ている」という点。
元々終い最速ラップの馬が好走しやすい東京芝2400という舞台で行われるという事もあり、
終いでバテてるようではダービーでは話にならないという事だろう。
また、これは大きな特徴とは言いづらいのだが、
ディープスカイが勝った年からの4年間は「最終追い切りが一杯追いの馬が不振」という、注目に値すべき傾向もあったりする。
先週のオークスでは「過去10年間の連対馬20頭のうち、最終追いがスタートから強め以上の馬は1頭しか連対していない」という、大きな特徴があったわけだが(加えて先週の東京芝の3歳限定戦レースは軽め調教無双な調教傾向も出ていた)、
今週のダービーも似たような傾向があったりするわけで。
まぁオークスの傾向というか、
桜花賞・秋華賞も同様の傾向があり、調教傾向的には「牝馬3冠レースは軽め追い特注」という特徴があったりするのだが。
以上の点を踏まえて、有力馬の何頭かの調教を見ていく。
まずは皐月賞馬ゴールドシップだが、
坂路追いで終い1Fが13秒0と、調教傾向からでは「迷うことなく消せる馬」という評価になる。
動きをみると、反応はかなり良くて動きは絶好調という感じがするが、
傾向的にこの調教時計ではねぇ・・・・
皐月賞2着馬ワールドシップだが、
こちらは栗東CWで終い1F12秒1と評価出来る内容。
これに加え、同馬は3F37秒2なので、推定ではあるが終い最速ラップである。
調教傾向的には、皐月賞1・2着馬の2頭はワールドエース>ゴールドシップという評価にしたい。
そして1頭、どうしても触れておきたい馬がいる。
その馬とはエタンダール。
この馬、実は最終追い切りを水曜ではなく火曜に栗東CWで行っている。
火曜の栗東CWといえば右回りではなく左回りの追い切り。
今週の競馬予想TVには調教Gメンの井内氏は登場予定ではないが、
登場してたら間違いなくエタンダールを推すと思う(笑)
先週のオークスでも「井内は栗東DPで日曜追いやってるダイワデッセー推すんだろうな」と思って番組見たら案の定だったし(笑)
話を戻すが、
エタンダールは終い1F11秒6なので、一応買える馬にはなる。
エタンダールはグリーンチャンネルのトレセンタイムという番組で登場しているんだが、
番組見た限りでは陣営がどうも1発狙いをしているかのような感じだったし(火曜追いも1発狙いの一環か)、
これはちょっと怖いような気がする。
軸にするのは危なっかしいが、とりあえずこの馬は紐で押さえる予定ではいる。
P.S
ちょっと血統について触れておきたいが、
サミット内では「ディープブリランテとグランデッツァの2頭に2400は長いだろ」という意見が多いのだが、
ディープブリランテはバステッドとリファールのクロスを持ってるのに2400長いって事は無いだろうと。
この馬はクロスされてる血が重すぎて上がり勝負が駄目って事だと思う。先週のオークスのようなペースになれば狙い目あるはず。
グランデッツァは母父マルジュが曲者。
マルジュはサルサビル半弟で日本では短距離馬も多く出しているが、
本質は2000~2400がベスト。
99年JCでスペシャルウィークの2着に突っ込んできた香港馬インディジェナスが父マルジュだったりする。
この事から、この2頭は俺は距離延長も大丈夫というか、
展開次第にはなるが芝2400は大歓迎という評価だが・・・・